【わかたけ】うずらボックス

元々はゼネコンで働いていたけど、養子に入った近藤家がうずらの飼育をしていたこともあって、会社を辞めてうずらの卵を販売する会社を始めたんだ。最初は「簡単にできるわ！」と高をくくっていたけど、大間違いだったな(笑)。尚も子どもの頃からよく手伝ってくれたよな。

おれも一度は父さんと同じ建設業界に入って働いたけど、やっぱりうずらの仕事をしたいと思ったんだ。子どもの頃からずっと食べているおいしいうずらの卵を途絶えさせたくないからね。

病気にかからない超健康なうずらを飼育する方法を確立するには時間がかかったな。薬を使わない飼育方法にしたら、卵の味が変わったね。

特に、ひよこの時は気を遣うよね。小さい時に栄養のある良質なエサを食べることで病気にかからない丈夫なうずらに育つんだ。

浜松市との協力で、家族を招待して農場体験をしているよね。うずらの卵をホットプレートで目玉焼きにすると、子どもが真剣な表情で、夢中になって食べてる。理屈じゃなくてまるでからだが欲しているみたいだよ(笑)。

子どもも喜んで食べてくれるのは嬉しいよね。うずらと言えばゆで卵のイメージだけど、生でたまごかけごはんにしたり、天つゆにつけて煮卵にしてもおいしいよね。「うずらといえば浜名湖ファーム」と言われるように頑張りたいね！