【わかたけ】黒木耳ときくらげの金平

キクラゲに着目したのは子どもの成長に必要な栄養素が豊富だったからなんだけど、市販の物はほとんどが輸入品で。自分で生産販売しようと２０１８年に会社を立ち上げて、まもなく高知市内から仁淀川町に移転したんだ。

仁淀川町は社長の故郷ですよね。四国山脈の高地で清流が流れています。

拠点を移したのは自分の故郷に貢献したいと思ったからなんだけど、ここの澄んだ空気ときれいな水はキクラゲ栽培にはとても重要だと気付いたんだ。昼夜の寒暖差があって食感も良くなる。

僕は主に営業を担当してますが、いまだにキクラゲをクラゲと思ってる人がいる(笑)。まだまだキクラゲを知らない人は多いし、食べ方が分からないという声も。

そうだね。そこで福森くんが食べ方のパンフレットをつくってくれたり、SNSでレシピを発信してくれている。

ただ生産するだけじゃなくて食べ方の提案も必要です。中華料理の炒め物が一般的ですが、いろんな食べ方がありますよね。社長のおすすめは？

天ぷらやマリネ、湯がいてわさびポン酢で食べてもおいしい。高知県内の学校給食にはうちのキクラゲを使ったカレーも。もっとキクラゲの良さを伝えて、全国のどの家の食卓にもあるようにしたいね。

「キクラゲといえば仁淀川」と言ってもらえるようにPRしていきたいです！