ちちぶまゆ

「ちちぶまゆ」はどのように誕生したのですか？

観光客のお土産に秩父ならではのものとして考えたのが、秩父のもみじから採取したメープルシロップを使ったお菓子。メープルシロップの本場カナダに作り方を学びに行ったのですが、国家戦略としての産業のためノウハウをおしえてもらえず。現地の本屋で購入した図鑑を翻訳してメープルシロップの作り方を勉強しました（笑）。

形が普通のマシュマロと違いますね。

はい、まゆの形をイメージしています。昔、秩父は養蚕業が盛んで、そんな過去へのリスペクトの思いを込めてこの形に。まゆ玉のように形を細長くするのに床一面を真っ白にするくらい試行錯誤しました。

お客さんの反響はいかがでしたか？

特に女性に人気ですね。普通のマシュマロとは食感が違って、口当たりがさらにやわらかい。ＳＮＳを通して、お客さんから食べ方を提案してもらえることも。例えば、ブラックコーヒーにマシュマロを入れるとラテになるとか、食パンにのせてトーストするとおいしいとか。

今後の目標は何ですか？

マシュマロの本場アメリカへ輸出することです。じつは現在も、アメリカのカリフォルニアにまんじゅうを輸出しているんですよ。マシュマロを日本から海外へ輸出するメーカーはまだないので実現できると良いです。