吟醸生貯蔵酒　峯の精

大学を卒業後、酒造りの勉強の為、醸造試験所にお世話になってその時、佳緒子と出会ったんだよね。

そうだね。

千葉県のこの小櫃川沿いには、昔から江戸へ日本酒を運ぶ為、多くの造り酒屋があった。うちは慶応２年創業で、俺で六代目。今は先代の頃と違い、自分達で酒造りをしている蔵も増えたけど、うちもそうだね。

そうね。私はラベルづくりなどを中心に仕事をしてる。材料を自分で集めて少数の物とか高級な商品とかは自分で作りたいと思ってる。

日本国内では若者の酒離れが進んでいるけど、和食ブームにのって最近では海外へ輸出する蔵も増えたよな。

それでも最近は若い方を中心に女性が興味を持ってくれている。いろいろなタイプの日本酒があるし、どんな料理にも合わせやすいしね。

日本酒は、日本の伝統と文化。海外の方々にももちろん飲んで頂きたいけど、やはり、日本の『國酒』として日本の人々にもっと飲んでもらいたいなぁ。君津市でも『君津の地酒で乾杯！』の条例が施行されているので、おかげさまで、みんなに乾杯は地酒でやってもらってる（笑）。酒造りは生き物と一緒なので、どんな日本酒が出来るか毎年が一年生、勉強の毎日。これからも、丁寧な酒造りで地元の人達を中心に皆に愛される日本酒を造りたいね。

頑張りましょ！！