kimoriシードル ドライ＆スイートセット

どうしてシードル造りを始めたんですか？

２００８年ぐらいに傷ついたりんごをそのまま捨てるのをどうにかしたいと思ってね。

たしかに味は良いのに外に傷がついただけで商品価値が低くなってしまうのは悔しいですね。

それに、りんご畑が減っていくと他の産業にも影響がでるかもしれない。だから、樹の下に地域のみなさんに集まってもらい、りんごに囲まれた生活の楽しさを知ってもらえばいいかなと思って、そこで楽しむにはお酒かなと思ったんだよね。私もお酒好きだし（笑）。

なるほど。ところで、りんご作りにはどんな思い入れがありますか？

最初は実家を継ぐつもりはなかったけど、りんごの仕事を手伝うにつれてりんごの樹一本一本が愛おしくなってきた。りんごは自分の子どものように思える（笑）。

私の実家もりんご農家なのでその気持ちはすごく分かります（笑）。

りんごは青森に入ってきてもう１４０年になるけど、りんごの礎を築いた人々のおかげで今の青森があるかもしれないね。

たしかに、ここのシードルにはたくさんの人々の思いが詰まっているような気がします。

だからこそ、多くの人に飲んでもらえたら嬉しいなぁ。