つがる烏城焼　自然釉トルマリン入りカップ

最初は栃木県の足利で焼き物を始めて、その後新潟、弘前を経て黒石に落ち着いた。

そうそう、小さい時は転校が多くて大変だった。

生まれが平賀だったから青森に戻ってきたかった。平成8年に今の窯が完成してからもう20年だ。

私も、黒石に住めてよかったよ。この場所好きだし。部活帰りに坂道登るのはきつかったけど（笑）。

今つくっている新しい窯に挑戦できてるのも、この場所にこれたおかげかな。96メートルまでは基礎ができていて、１１１メートル目指してるんだよ。

世界一の登り窯で焼かれた烏城焼、見てみたい。釉薬を一切使わないでこの力強い色がでるってすごいよね。

長い窯で薪の灰がつくり出す色はすばらしい。まるで宝石だよね。

本当だね。トルマリン入りのカップは自然釉の美しさを楽しむというより、トルマリンの効果を普段使いの器で楽しめる、日常の中の小さな贅沢という感じだね。このカップで飲むと水がまろやかになって、美味しく感じるよ。

そうだな。広報してくれて、助かってるよ。

観賞用も日常使いの器も、烏城焼は素晴らしい焼き物だと思っているし、大好きな烏城焼をもっと多くの人に知ってもらいたいと思ってる。さしずめ私は烏城焼の関東支店営業部かな。

つくるのもやってもらえたら嬉しいんだけどな。

もっと日常で使いやすいものをつくってみたいなっていうのは思ってるんだよ。