永年勤続表彰、時代に合ってますか。——制度を「供養」して、BeeNiiに切り替える話
2026/05/08

by 児玉光史(チームBeeNii) ※ このブログは、BeeNii(法人向けギフトスケジューリングサービス)を運営する地元カンパニー代表・児玉が、経営者目線で書いたコラムです。
永年勤続表彰には、ちゃんとポリシーがある
永年勤続表彰を否定したいわけじゃないんですよ。 それなりのポリシーがあって始めた制度だと思うし、長く働いてくれた社員を称えたいという気持ちは本物だと思う。それ自体は正しい。 でも、時代と共に変えていってもいいんじゃないかなと思ってて。「このまま100年続けますか?」と自問したとき、少し考えてしまいませんか。
今の時代、10年後の自分を同じ会社で想像していない
少し立ち止まって、今の働く人たちのリアルを見てみると。 総務省の統計では、2024年の年間転職者数は331万人。3年連続で増加しています。しかも転職の理由は「会社都合」ではなく「より良い条件を求めて」が増えている。つまり、追い出されるのではなく、自分から動いている。 特に今の若い世代は、「この会社で長く働く」より「自分がここで成長できているか」「認められているか」を優先する傾向が強い。SNSで「いいね」やコメントによって自分の存在が日常的に承認される環境で育ってきた世代は、年に1回の大きな表彰より、日常的・継続的に届く承認を必要としている。 10年後の表彰を楽しみに頑張る、という動機設計が機能しにくくなっているんです。 そもそも、入社した社員が10年後もその会社にいる確率自体、以前より下がっています。永年勤続表彰は、「長く在籍すること」を前提とした制度設計なので、そこに根本的なズレが生まれてきています。
福利厚生の原点は「感謝を伝えること」だった
ちょっと原点の話をします。 福利厚生って、税制上の話として語られることが多いんですよね。「損金にできる」「3500円の上限がある」「全員に権利がなければならない」。 でも、そもそもの出発点は違う。 経営者が、社員に対して、報酬以外の感謝や思いを伝えるために使うお金なんですよ。「飯行こうぜ」「旅行行こうぜ」——そういう気持ちの表れが、ある条件を満たすと「福利厚生費」として税制上優遇される。 原点は感謝。それがいつの間にか「制度」になって、「管理」になって、「惰性」になっていく。 永年勤続表彰も同じで、始めた頃の「長く働いてくれてありがとう」という気持ちが、いつの間にか「やらなきゃいけない年次業務」になってないですか、っていう話です。このまま100年続けるとしたら、その気持ちはちゃんと届き続けますか。
永年勤続表彰の「もったいない」ポイント
運用している方はわかると思うんですが、永年勤続表彰って地味にコストかかるんですよ。 管理の手間がかかる。対象者の把握、記念品の選定、式典の準備。担当者のリソースが吸われる。しかも5年ごと、10年ごとという節目だけなので、それ以外の364日、社員への「感謝を伝える」機会がすっぽり抜ける。 もし同じコストと手間を、毎年誕生日と入社記念日に届けることに使ったとしたら、どうでしょう。10年間、毎年届く。社長の直筆メッセージと一緒に。 回数で言えば、永年勤続表彰の10倍の接触になります。
BeeNiiは「感謝を届ける仕組み」です
BeeNiiは、誕生日・入社記念日・結婚記念日などの節目に、自動でギフトをスケジューリングして届けるサービスです。 永年勤続表彰を「やめろ」と言いたいわけじゃないです。でも、節目の年だけを特別扱いするより、毎年の節目を大切にし続ける方が、今の時代の社員への感謝は確実に届くと思っています。 今の世代に刺さる承認のかたちは、「10年後の大きな表彰」ではなく、「毎年、自分のことを覚えていてくれている」という感覚です。誕生日に届くギフト、社長の直筆メッセージ——小さくていい。でも毎年、確実に届く。 「あなたがここにいることを、私は知っている」という気持ちを、1年に一度、確実に届ける。それを仕組みにする。それがBeeNiiです。
永年勤続表彰制度、供養しませんか
ポリシーがあって始めた制度を、敬意を持って終わらせる。そして、もっと社員に届く形に変えていく。それを「供養」と呼びたいと思っています。 管理コスト、担当者の工数、そして社員への感謝の届き方——全部ひっくるめて見直してみると、思ったより「もったいない」状態になっているかもしれません。 もし「今いるメンバーにフィットしていない」と思ったら、ぜひ一度話しましょう。
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by 児玉光史(チームBeeNii)