ゲストが喜ぶギフト選び!結婚式の引き出物選び完全ガイド

引き出物を贈る意味と役割
引き出物の由来と現代の役割
引き出物は、結婚式の参列者への感謝の気持ちを表す贈り物です。古くは宴の料理を持ち帰る風習が起源とされ、現代では記念品、引き菓子、縁起物の3点いずれかの品物を贈ることが一般的です。
記念品・・・新郎新婦の思い出となる品や、日常生活で使える実用的なものが選ばれることが多いです。
引き菓子・・・結婚の喜びを分かち合うための甘いお菓子が選ばれます。
縁起物・・・結婚生活の幸福を願う意味が込められており、鰹節や昆布などが一般的です。
引き出物と内祝いの違い
引き出物と内祝いは、どちらも結婚に関連する贈り物ですが、贈る相手やタイミング、目的が異なります。
引き出物は、結婚式に出席してくれたゲストに対して、結婚式当日にお渡しする感謝の品です。結婚式への参列に対するお礼の意味合いが強く、ゲストの人数分を用意するのが一般的です。
一方、内祝いは、結婚祝いをいただいたものの、結婚式に招待できなかった方や、結婚式に参列していない方へのお返しの品です。結婚祝いに対するお礼の意味合いが強く、結婚祝いをいただいてから1ヶ月以内を目安に贈るのがマナーです。
引き出物は結婚式当日に、内祝いは結婚祝いのお返しとして、それぞれ異なる目的とタイミングで贈られるという点が大きな違いです。どちらも感謝の気持ちを表すものですが、その役割を理解しておくことが大切です。
引き出物の相場とマナー
引き出物の相場は、ゲストとの関係性や地域によって変動しますが、一般的には一人あたり5,000円から10,000円程度が目安とされています。親族や上司など、目上の方には少し高めの品を、友人や同僚には相場程度の品を選ぶのが一般的です。
また、地域によっては、引き出物の品数や内容に独自の慣習があるため、事前に両親や親族に確認しておくと良いでしょう。例えば、関西地方では、引き出物の品数が多い傾向があります。
品数に関しては、一般的に、記念品、引き菓子、縁起物の3点セットが基本ですが、地域によっては、さらに品数を増やすこともあります。引き出物の内容を選ぶ際には、ゲストの年齢やライフスタイルを考慮し、喜んでもらえる品を選ぶことが大切です。
また、品物を選ぶ際には、品質やブランドにも気を配り、失礼のないように注意しましょう。
人気の引き出物
長く使えるアイテム
引き出物の記念品として、定番で人気が高いのは、食器やタオル、カタログギフトなど、実用的で長く使えるアイテムです。
食器・・・日常使いできるペアのマグカップや、おしゃれなデザインのプレートなどが人気です。ブランドものの食器を選ぶと、さらに喜ばれるでしょう。
タオル・・・毎日使うものなので、上質な素材のものを選ぶのがおすすめです。特に、今治謹製タオルは、吸水性が高く、肌触りが良いことで人気があります。
カタログギフト・・・ゲストが自分の好きな商品を選べるため、好みが分からない場合や、多くの人に喜んでもらえる便利なアイテムです。最近では、体験型ギフトやグルメカタログギフトも人気があります。
美味しい焼き菓子やブランド品
有名ブランドの焼き菓子や、地元のお菓子など、ゲストが喜ぶ美味しい引き菓子を選びましょう。日持ちするものを選ぶのもポイントです。
有名ブランドの焼き菓子・・・パッケージもおしゃれで、見た目も華やかなので、ゲストへのサプライズにもなります。
地元のお菓子・・・その地域ならではの味を楽しめるので、遠方からのゲストにも喜ばれます。選ぶ際には、日持ちのするものを選ぶのがポイントです。
また、夏場は生菓子を避け、焼き菓子や日持ちのするものが良いでしょう。個包装になっているものを選ぶと、配りやすく、ゲストも持ち帰りやすいです。
ゲストが家に帰ってからも結婚式の余韻を楽しめるような、美味しいものを選びましょう。
縁起物
縁起物は、結婚生活の幸福を願う意味が込められた贈り物です。定番の縁起物としては、鰹節やうどん、お茶漬けなどが挙げられます。
鰹節・・・「勝男武士」に通じるとされ、縁起が良いとされています。うどんは、長く太く、末永い幸せを願う意味が込められています。
お茶漬け・・・「お茶を濁す」という言葉から、結婚生活を円満に送るという意味合いがあります。
最近では、これらの定番の縁起物に加えて、おしゃれなデザインのものや、こだわりの食材を使ったものも人気があります。例えば、高級な海苔の詰め合わせや、有名ブランドのお茶などが選ばれています。
感謝の気持ちを込めて、ゲストの幸せを願う気持ちを伝えましょう。
引き出物を選ぶ際の注意点
ゲストの立場を考える
引き出物を選ぶ際に最も重要なのは、ゲストの立場になって考えることです。ゲストの年齢、ライフスタイル、家族構成を考慮し、本当に喜んでもらえる品物を選ぶことが大切です。
例えば、年配のゲストには、和風の落ち着いたデザインの品物や、実用的なものが喜ばれます。一方、若いゲストには、おしゃれでデザイン性の高いアイテムや、トレンドを取り入れてみましょう。
また、家族構成を考慮することも重要です。例えば、お子さんがいるゲストには、お子さんも喜ぶようなお菓子や、家族で使える食器などを選ぶと良いでしょう。ゲスト一人ひとりのことを考え、それぞれのライフスタイルや好みに合わせた引き出物を選ぶことで、より感謝の気持ちを伝えることができます。
失礼にあたる品物を避ける
引き出物を選ぶ際には、以下のような失礼にあたる品物は避けるようにしましょう。
1.刃物
ナイフやハサミなどの刃物は、「縁を切る」という意味に繋がっている、縁起が悪いとされています。
2.櫛(くし)
「苦(く)」と「死(し)」を連想させるため、縁起が良くないと考えられています。
3.割れ物
ガラスや陶器など壊れやすいものは、「割れる」や「壊れる」を連想させ、結婚やお祝い事には不向きです。
4.ハンカチ
ハンカチは「手巾(てぎれ)」とも書き、「別れ」を連想させるため、避けられることがあります。
5.靴下・靴
「踏み込む」というイメージがあるため、目上の人への贈り物として扱われることがあります。
6.現金や金券
引き出し物として直接的な現金や手数料を渡すのは失礼とされることがあります。
7.お茶
お茶は弔事(お葬式)で贈られることが多いため、お祝い事には不向きとされることがあります。
また、あまりにも安すぎる品物も、ゲストに失礼にあたる場合があります。金額だけではなく、品質にもこだわって選ぶことが大切です。また、ブランドものを選ぶ際には、ゲストが普段使いやすいブランドを選ぶようにしましょう。あまりにも高級すぎるブランドや、奇抜なデザインのものは、ゲストを困惑させてしまう可能性があります。
ゲストに不快な思いをさせないよう、失礼にあたる品物は避け、心を込めて選ぶようにしましょう。
注文時期の確認
引き出物の準備は、結婚式の数ヶ月前から始めるのが一般的です。特に、人気のある商品や、手作りの品物を選ぶ場合は、早めに注文するようにしましょう。
また、引き出物宅配サービスを利用する場合は、配送のスケジュールや、注文締め切り日などを事前に確認しておく必要があります。結婚式直前になって慌てないように、余裕をもって準備を進めることが大切です。注文時期が遅れてしまうと、希望の商品が売り切れてしまったり、結婚式当日に間に合わなくなったりする可能性があります。
計画的に準備を進め、ゲストに喜んでもらえる引き出物を選びましょう。
まとめ
今回は引き出物を贈る際の注意点やポイントについて解説しました。相手に喜んでもらえる素敵な品物を選びましょう!