すべて国産原料　無添加あご旨だし詰合せ

お父さん、大阪で20年勤めとったのを辞めて、平戸に戻って一からあごだしづくりを始めたね。子どもたちは幼かったし私は他に勤めがあったから、営業も製造も出荷も全部一人でやっとったね。

初めてのことだらけだったけど、どうしても赤ちゃんの離乳食に使えるようなだしを作りたかったけん。でも営業もしとったからこそ、奥様方の意見を聞けたのが今に繋がっとる。

あごのだしは風味があって美味しいけど、もう少し旨味がほしいと要望があったとよね。それからうちでは昆布やカツオ、椎茸も入れた合わせだしを作るようにして。

「想いがある人と一緒に仕事したい！」って、生産者に会いに行って現場を見て、それで素材を選んできたもんね。私が電話注文を受けたときに「70年生きてきて、初めて納得できる旨いだしに出会えた」と言われたのは忘れられんよ。

お母さん、注文の電話なのにいつも話し込んで長いもん！笑

ブレンドの割合を、それぞれの素材の旨みが活きるように工夫したたい。全国各地の展示会や販売会に行って、情報を得たりね。そこから家族で話し合ってやっていけるのはうちの良さと強みかもしれんね。

若い頃はお父さんとも衝突することが多かったけど、地元で良いものを作って、全国に販売に行くスタイルはとてもやりがいがあるよね！