茶の矢島園オリジナルおたのしみセット

この会社の２代目になってもうじき50年だけど、はじめはお茶の「お」の字も分からなかったな（笑）。失敗作のお茶を飲んで、こういうお茶をつくらないようにって感覚を磨くのに苦労したよ。

昔のお茶づくりは一工程づつ出し入れしていたので、余計な匂いがついたりと、大変だったよね。

素人だからこそ分かったこともあるよ。昔は新茶時期に商品に加工して保管していたけど、新茶の時期のお茶と保管してから少し時間が経ったお茶では、風味が全然違っていたんだ。それで、お茶は生きているんだって思った！

そうね。昔のお茶は乾燥物っていうイメージがあったわ。

だから、お茶の保管方法をいろいろと工夫したんだよ。最近はお茶を使ったお菓子もつくっているけれど、お茶をまるごと食べていただきたいって思いでつくっているんだ。お茶本来の渋さや香りを生かしたお菓子にしているよ。

お茶は急須でいれるお茶が一番！お茶のいれ方教室をあちこちで開催して、急須でいれるお茶に親しんでもらっているの。お茶の地であるからこそ、お茶に触れるきっかけをつくるのが私達の役目ね。

そうだな。私はいかにお茶を飲んでもらえるか、幅広くお茶を利用してもらえるようにいろんな商品を開発していきたいんだ。