宮古島市伊良部島のかつおセット

最初はカツオの一本釣り漁師だったひいくんが、小さな加工場をつくったのが浜口水産の始まりだったね。

僕たちがいる伊良部島は、沖縄県で唯一残されたカツオの一本釣り船がある島。働いていた時、せっかく獲れた魚の一部が廃棄されるのを見て「もったいない」と思ったんだ。

私たちのモットーは「伊良部島で水揚げされた魚を余すこと無く商品化すること」。

形を変えてでも扱う魚を使い切るようにしている。

沖縄ではとびきり大きいカツオを「とびだい」って言うんだけど、私たちの花鰹にはこの「とびだい」を使っているの。それを沖縄ならではのモクマオウという木を使って燻しているから香り高い。

お好み焼きや冷や奴にのせて食べると、花鰹本来の味を感じてもらえる。

勝負汁には宮古味噌と沖縄のお酒、泡盛を使っている。お湯や水を注いで、宮古島のソウルフード「鰹ちゅう汁」にして飲んでもらいたい。沖縄の魅力がぎゅっと詰まっているからね。

僕たちの商品で「懐かしい味がする」と言ってもらえると本当に嬉しい。こうやって地元の人に好んでもらえて、僕たちの加工場も認めてもえたらいいな。

地元のみんなと楽しく関わりながら、「出会えて良かった」って言ってもらえるような商品や環境をつくっていこうね。