星の見える丘農園のぶどう

ハサミで落とす適粒という作業で、最終的に20から25粒くらいにするけど、だいたい同じ大きさの粒を選んで落とさないと押し合って弾かれて割れてしまう。

ある程度抜いてあげて形を整えないと商品にならないから、ここでしっかりと手間をかけないとダメだよね。

適粒は、やっぱり１人では出来ないよ。少なくとも２人はいないと。

私も最初は農業はやらなくていいよと言われてたけど、忙しい時期を手伝って、年月が経っていくにつれ本格的にやっていくことになったものね。

農業は大変だけど面白いし、いいなと思う。自分がつくったものが喜ばれて、お客さんに求められる。うちは観光農園でお客さんと向き合っているから、そういう反応がダイレクトにかえってくる。だから仕事はつらいけど、やりがいがあるよな。

お客さんの反応が嬉しいね。昔は堪え忍びながらの農業というイメージがあったけど、今はそうじゃなくて、夢を叶えるための農業で、頑張るんだって考えると楽しみかな。

時間を自分で決められるというのは何事にも代えがたく、いいよな。

頑張った暁には計画しておいて旅行に行くとか、平日にそういうことできるっていうのも農業っていいなって思う。

この家もお店やるつもりで建てたから、今は農業が忙しくてまだはじめられないけど、老後でもできたらいいね。