”本意気”でつくったとうもろこし

昔は別の品種が中心だったけど、皮が柔らかくて甘いってことで「味来（みらい）」一本にしたんだよ。いろいろつくってみたけど、お客さんの反応が一番いいし。

作りづらい品種だから敬遠する農家は多いけど、食べて一番おいしいと思うのはこれだよね。

生でも食べられて、とにかくうまい！

「梨のように甘い」ってのがキャッチフレーズだもんね。

収穫の最適期が１日か２日だけ、とにかく短いからなぁ。一本ずつ手でさわって確認しながら、本当にいいやつだけを収穫するのが難しいとこだな。

他の種類なら10日間ぐらい猶予があるのにね。でも、いい時期に採ったやつは、甘さが全然違うよ。

いい状態がつかめるまでは経験しかない。最初のうちは、お前たちにも採らせなかったもんな。

ようやく、すこ～しわかってきたかなぁって感じ。

俺はメインで採らせてもらえない…。まだまだ修行中っす。農業は秀則サンが先輩だから（笑）。

堅さとか膨らみとかいろいろあって、説明すんの難しいからな。２人とも、だいぶ頼りになってきたし、65歳までには任せようと思ってるけど、農業ってのは経験が大事だからなぁ（笑）。

まだまだ頼むよ。

そうそう、隠居には早すぎる！