泰心金色飴釉　舟形皿

会社を辞める前は大きい作品ばかりつくって展覧会だけやってたんだよね。小物をつくり始めたのは会社を辞めてから。

約10年前から本格的にプロになったかな。

展覧会でもグリーンの森と山の風景をイメージして作品をつくってた。

２００８年から販売の小物をつくるようになったね。私は55歳で先生に教えてもらってやるようになったかな。先生とは作風が違って、桜の絵とか可愛らしい作品をつくるよね。

俺は何でもつくるよ（笑）。

そうですね（笑）。でも難しいね、奥が深いしね、色々あるから。

楽しんでつくんないとね。遊び心を忘れずに。

そうそう。

商品は形に対して釉薬が合っていることが魅力のある物だと思う。

あと、使い手さんが使い易いようにね。やっぱりお皿ってガタガタしてると嫌だもんね。

使う方が愛着を感じて長く使ってくれる作品をつくりたい。あとは使いやすい、洗いやすい作品。

使う人によって価値観は違うからね。高ければ良いってもんじゃないよね。

一人でジーっとやっていた時は、色んな事考えちゃって落ち込むことがあったけど、二人でやるようになるとやっぱり楽しいよね。今は先生と弟子みたいな関係なんだけど、行く行くはライバルとしてやって良ければいい。

ちょっと難しいです、それはまだまだ（笑）。