新見ふるさと銘菓詰め合わせ

先代が地域に密着したお菓子づくりを目標にしていたから、うちは郷土に由来したお菓子が多いんだよね。

そう。だからひとつひとつのお菓子に出来上がるまでの物語があるんだよ。例えば、ゆずりは餅は「柚・楪（ゆずりは＝植物）・楪城」の3つをかけていて、素材とモチーフと歴史が繋がっている。地元のお客さんにもいつでも喜んでもらえる新しい技術をどんどん取り入れて進化させてきたんだよ。お菓子のベースは伝統として守りながら時代に合わせて美味しくするには、って先代と2人で試行錯誤してた頃は大変だったけど充実してたなぁ。

どんな時でも美味しくしていこうと思うのは大切だよね。

時代によっても、シーンによってもお客さんやニーズが変化してくるから上手く応えていけるようにしたいね。付加価値がつけられて話題を呼べるようなお菓子をつくりたいなぁ。

今は洋菓子を任せてもらっているけど、和菓子のことも勉強して叔父さんがつくるお菓子みたいにうちだけの新しいお菓子をつくれたらいいよね。地元産の材料でつくれたら最高！

そうだね！うちのお菓子の原点とか絶対変えちゃいけんものもあるはずだから、それは時代が変わってもずっと守り続けていきたい。

まずはお客さんを第一に考えて、チームワークを大切にしてやってくれたら嬉しいな。