これでバッチリ!出産祝いの贈り方や、おすすめギフト事例解説

出産祝いのマナーとは
出産祝いとは、赤ちゃんが誕生したことを祝い、母親を労うために贈る贈り物です。
赤ちゃんが無事に生まれてきたことに対する祝福の気持ちと、出産を頑張った母親への労いの気持ちを込めます。
出産祝いには品物選びや金額、渡し方など様々なマナーがあります。マナーを守って、気持ちのこもったお祝いを贈りましょう。
参考
出産祝いのタイミング いつ贈るべきか
一般的に、出産祝いは生後7日後からお宮参りをする生後1ヶ月頃までに贈るのが望ましいとされています。
・お七夜(おしちや):赤ちゃんが生まれてから7日目に行われるお祝いで、命名式を行う場合もあります。
・お宮参り:生後1ヶ月頃に神様に赤ちゃんの誕生を報告し、健康を祈願する行事です。
これらの行事のタイミングに合わせて出産祝いを贈ると、喜ばれるでしょう。
ただし、最近では出産後1週間近く入院しているケースも多く、お七夜のタイミングに合わせると早すぎる場合もあります。また、贈り先様がお宮参りの頃に出産内祝い(出産祝いのお返し)の準備をするので、それまでに贈るようにします。
上記のような理由から、出産祝いを贈るベストタイミングは生後2〜3週間といえます。
ただし、あくまでも目安なので、相手との関係性や状況に合わせて柔軟に考えることが大切です。親しい間柄であれば、お七夜やお宮参りに出席して直接渡すのも良いでしょう。
どうしても上記のタイミングで渡せない場合は、遅れてしまった旨やお詫びなどを添えて、お祝いの言葉とともに贈りましょう。やむを得ない事情で生後半年以上遅れてしまった場合は、1歳の誕生日祝いとして贈り物をするのもおすすめです。
相手に合わせた出産祝いの選び方
相手との関係性に応じて、相手の好みを反映したものを選びましょう。目上の人や、あまり親しくない間柄であれば、無難な品物を選ぶのもありです。
また、性別が分かっている場合は、性別を問わないものか、男の子向け・女の子向けのものを選びましょう。月齢が分かっている場合は、さらに絞りこみやすくなります。
出産祝いのギフトガイド
①相手との関係性を確認する
親しい友人・家族なのか、目上の人・あまり親しくない人なのかによって、選ぶギフトの質や種類が変わってきます。
予算も関係性によって変わってきますので、あらかじめ確認しておきましょう。
②赤ちゃんの性別・月齢を確認する
性別が分かっている場合は、性別を問わないものか、男の子向け・女の子向けのものを選びましょう。
月齢が分かっている場合は、その月齢に合ったものを選びましょう。
例えば、新生児であれば、おむつや沐浴用品、ベビー服などが定番です。
③ギフトの希望を聞いてみる
相手との関係性によっては、直接ギフトの希望を聞いてみるのも良いでしょう。
特に、出産後は何かと物入りなので、具体的な希望があればそれに沿ったものを選ぶと喜ばれます。
④上記を踏まえ、具体的なギフトを選ぶ
以下のポイントを参考に、具体的なギフトを選びましょう。
・実用性: 消耗品や、日常で使える実用的なものが喜ばれます。
・特別感: 名前入りのものや、手作りのものなど、特別感のあるものが喜ばれます。
・予算: 相手との関係性や贈る品物によって、適切な金額を選びましょう。
上記のポイントを参考に、いくつかの候補を絞り込みましょう。
⑤ギフトを決める
候補の中から、一番喜んでもらえそうなギフトを選びましょう。
⑥メッセージカードを添える
ギフトにメッセージカードを添えて、祝福の気持ちを伝えましょう。
短いメッセージでも良いので、心を込めて書きましょう。
出産祝いの相場と適切な金額
出産祝いの相場は、相手との関係性によって大きく異なります。
一般的には以下の通りです。
・親・祖父母: 3万円~10万円
・兄弟・姉妹: 1万円~3万円
・親戚: 5,000円~3万円
・友人・知人: 3,000円~1万円
・職場関係: 3,000円~1万円
ただし、あくまでも目安なので、相手との普段のお付き合い度や経済状況などを考慮して調整する必要があります。
例えば、親しい友人であれば、1万円よりも1万円~3万円程度のものを選ぶ方が喜ばれるかもしれません。目上の人であれば、5,000円程度のものを選ぶのが無難です。経済的に余裕のある親であれば、10万円以上のお祝いを贈っても問題ありません。
相手との関係性や予算に合わせて適切な金額を選ぶことが大切です。
人気の出産祝いギフトランキング
BABYGIFによると、2023年の出産祝い人気ランキングは以下のようになっています。
第1位 おむつケーキ
第2位 ブランドベビー服
第3位 タオルケット・ブランケット
第4位 ベビーバスローブ
第5位 スリーパー
第6位 ベビーリュック
第7位 お食事グッズ
第8位 カタログギフト
第9位 ギフトカード
第10位 ママ向けギフト
実用性の高さや、デザインの良さがある出産祝いが好まれる傾向にあるようです。
参考ページ
ママに喜ばれるおすすめの出産祝い
出産祝いは、赤ちゃんだけでなく、出産を頑張ったお母さんへの労いの気持ちも込めた贈り物です。
出産で疲れた体を癒せるアロマキャンドルや入浴品などのリラックスグッズや、上質なスキンケア用品は、出産後のホルモンバランス変化で疲れているお母さんの強い味方になります。
また、出産後は何かと忙しく、自分の食事を作る時間がないことも多いです。そんなお母さんに、美味しいグルメギフトを贈るのも良いでしょう。
上記以外にも、趣味や好みに合わせたギフトを選ぶと喜ばれやすくなります。
出産祝いのメッセージの書き方
【ポイント】
・手書きで書く:心のこもった気持ちが伝わります。
・簡潔にまとめる:長々と書くと読みづらくなってしまうので、要点だけを伝えましょう。
・具体的に書く:「元気な赤ちゃんが生まれてよかったです」など、具体的な内容を書く方が気持ちが伝わります。
・丁寧な言葉遣いを心がける:目上の人や、あまり親しくない人には特に丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
・誤字脱字に注意する:誤字脱字があると失礼な印象を与えてしまうので、必ず確認しましょう。
【その他】
・赤ちゃんの名前を入れる:名前が入っていると、より気持ちが伝わります。
・出産エピソードを添える:知っている場合は、出産エピソードを添えると、より温かいメッセージになります。
・今後の予定を伝える:会える予定があれば、「今度会ったときに、〇〇ちゃんの顔を見せてもらえますか?」など、今後の予定を伝えると良いでしょう。
【メッセージカード】
メッセージは、白無地のカードに万年筆で書くのがおすすめです。
ボールペンを使う場合は、黒またはブルーのインクを選びましょう。
絵やイラストなどを添えると、より気持ちが伝わります。
【封筒】
封筒は、新札専用の白封筒を選びましょう。
また、表書きには「御出産御祝」または「祝御出産」と書き、下には自分の名前を書きます。
上記を参考に、心を込めてメッセージを書いてください。
きっと喜んでもらえるでしょう。
心を込めたメッセージの例
【親しい友人・家族へ】
〇〇ちゃん、ご出産おめでとうございます!
母子ともに元気だと聞いて、本当に安心しました。
〇〇ちゃんの元気な顔を見るのが今から楽しみです。
ゆっくり休んで、体調に気をつけてくださいね。
ささやかながら、お祝いの品を贈らせていただきます。
【目上の人・あまり親しくない人へ】
このたびは、ご出産おめでとうございます。
母子ともにご健康とのこと、心よりお慶び申し上げます。
〇〇ちゃんの健やかな成長と、ご家族皆様のご多幸をお祈りしております。
ささやかながら、お祝いの品を贈らせていただきます。
出産祝いの際の熨斗の使い方
【熨斗の種類】
出産祝いには、紅白の水引の蝶結びまたは花結びの熨斗を選びます。
・蝶結び:何度あってもよいお祝い事なので、一般的によく使われます。
・花結び:目上の方への贈り物や、かしこまった場面に適しています。
表書き
以下のいずれかを書きます。
・御出産御祝
・祝御出産
・出産御祝
・御祝
その後、表書きの下に自分の名前を記入し、不祝儀のときとは逆に、水引の部分を上にして渡しましょう。
まとめ
今回は出産祝いを送る際のポイントについて解説しました!
しっかりマナーを守って、お母さんと赤ちゃんをお祝いしましょう!