【やまぶき】とろ甘淡路島の玉ねぎ

元々、とものお父さんが玉ねぎ販売の仕事をしてたんだよな。おれは大阪の出身だけど、子どもができたのを期に淡路島で子育てをしようと。お義父さんが頑張っているのを手伝いたいという思いもあったね。

私は淡路島で生まれ育って、高校を卒業してから島外へ出ていたけど、実家の仕事を継ぐとは思っていなかったよ(笑)。子どもの頃から玉ねぎは大好きだけどね。

ともはおいしい玉ねぎを食べて育ったから、玉ねぎにはこだわるよね(笑)。

そうだね。玉ねぎを切っているとさ、包丁の入り具合で水分量が分かるんだよ(笑)。品種によって調理方法を変えてみたりとか。私は分厚くくし切りにした玉ねぎを水炊き鍋に入れるのが好き。

玉ねぎがトロトロになって甘い良い出汁が出るんだよな～。初めは玉ねぎの販売だけしていたけど、自信を持ってお客さんに薦めたくて、自分達でも栽培を始めたんだよね。

産直の店舗も始めたよね。お客さんと会話ができるのは楽しいよね。10年以上のリピーターさんがいるのはありがたいよね。

淡路島でも地元農家が減ってきてるよね。農業というと力仕事で大変だったりネガティブなイメージがあるけど、若手農家の代表としてそのイメージを変えていきたいんだ。将来的には若い農業従事者を雇用できるようにしていけるといいな。