寿限無紅白餃子

トマトを使った加工品を考えていた時、餃子の町・宇都宮にちなんだ餃子に着目したんです。その時、市から紹介してもらったのが江さん。江さんの餃子を食べた時は感動しましたね。とても大きくて食べ応えがあり、皮からつくるとこんなにも違うものかと。「江さんとコラボしたい」と思いました。

僕は餃子の店をつくろうとしていた時、何を強みにするか悩みました。強みを探すために約１００軒の餃子を食べ比べました。その結果、餃子の皮を手づくりしているお店が1軒もなかったので、無添加の手づくり餃子に行き着きました。

試行錯誤して完成した僕たちのトマト餃子は、何もつけなくても美味しく食べられるのが特徴です。餃子の油っぽさはなく、トマトの酸味がきいていてさっぱりしている。

餡には鶏肉、シイタケと大久保さんのドライトマトが入っていて、餃子の皮にもトマトを練り込んでます。

うちのトマトは養液土耕で栽培しているから、糖度が高い。ドライトマトは、10時間かけて乾燥させてるから旨味が凝縮されているんです。

材料のトマトにもこだわり、祖母から教わった直伝の製法で皮もひとつひとつ手づくり。こんなに手の込んだ餃子は他には無いでしょうね。これからも餃子を通して日本と中国の架け橋になり、宇都宮に恩返しをしていきたいです。