【ふじ】くまもとあか牛　カルビ焼肉600g

「牛は飼い主に似る」って言うとよ。うちの牛があまり吠えなくて穏やかなのは俊介くんに似とっとかな？

牛は、ゴロゴロしながら反芻するのが一番のリラックス。阿蘇の草原の草をお腹いっぱい食べて反芻して、ストレスをあんまり感じないから穏やかなのかも。稲わらや穀物飼料も良かけどあんまり反芻できんし、草を収穫する労力はかかっても牛たちが美味しそうに食べるけん、欠かせんですね。

お父さんと何十年もかけて、健康で美味しくなる牛をどう育てるか研究してきたけん、この仕事の大変さや、何も分からんところから始める気持ちもよく分かる。

会社ば辞めて熊本市内から産山に来て、やっぱり大変やった。だけど村の若い連中が「今晩飲もうか」って集まってきて、いろいろ話したり、同業の人と協力し合えるのは良か環境と思いますよ。

娘も「みんなと仲良くしてくれてありがたい」って言いよった。俊介くんはこれまで通り、牛をしっかり見てやってね。うちは頭数は少ないけど、だからこそ管理が行き届く。そうやって大事にして続けてほしかね。

欲ば出さずに、丁寧に育てなんと思います。店のお客さんの「食べて美味しかった！」という顔ば見ると疲れも吹っ飛ぶけんね。

うちのお肉は、高齢の方もペロリと食べて行かすけん、こっちが驚くくらいよね！