女城主で乾杯セット

あまり後を継ぐ気がなくて他のことに熱中してたんだけど、親戚に説得されてるうちに戻ってきてね。やってみてこの仕事の楽しさに気付いた（笑）。杜氏さんとは運命的な縁だよね。

私も地元出身だけど東北で酒造りをやってました。杜氏試験に受かった時に社長がちょうど杜氏を探していて、何かの運命だと思って即断して私は故郷に戻ってきました。酒造りは全部任せてもらっているので大きな責任とやりがいを感じてますよ。

仕事は楽しんでやれたらいいと思ってるんだよね。

いいお酒造りには「蔵人の和」が欠かせないので、メンバーの「和」を大事にしてます。

うちの酒は気軽に飲んで欲しいね。いつもの食事のお供に。

ヨーロッパの人がワインを飲むような気軽さで。

うちは毎年保育園のひな祭り用に甘酒を寄付してるじゃない。大人になったときに「故郷に酒蔵がある」と思い出して、何かのきっかけでお客としてきてくれたらという想いなんだよ。新しいお客の開拓、心の中に何かを残す、ということが大事だと思ってて。酒屋を敷居が高くない存在にしたいんだよね。

私は周辺の豊かな自然を壊さずに次の世代に残していきたいです。うちの蔵の水はホントにキレイで、濾過をせずに使える井戸水は私の中ではここだけなんですよ。