天皇杯受賞茶園栽培茶

元々うちは祖父の代が肥料屋で、掛川のお茶農家さん中心に販売をしていて。中山茶業組合さんとも、昔からのお付き合いですよね。

うん、うちも祖父の代からお茶農家だから、山英さんとは長い付き合いだね。

きっと鈴木さんちもそうだと思いますが、昔から我が家は、ご飯と一緒に急須で淹れた煎茶が出てくるのが当たり前で。学生時代に飲んでいたペットボトルのお茶と比べて、味の違いにびっくりしました。

僕は、旅行先で部屋のお茶を飲んだときに「地元のお茶の方がおいしい」と思うことが多い（笑）。

わかります！将弘さんのお茶は香りのよさはもちろん、ストロングな味わいが特徴ですよね。コクがあっておいしいです。

掛川で作られる茶葉は肉厚で、通常の二倍の蒸し時間の深蒸し煎茶が主流。濃厚で甘みのある味わいだけでなく、淹れたときのきれいな緑色も楽しんでほしいね。

ぜひ、世界農業遺産に選ばれた茶草場農法も知ってもらいたいです。刈った草を茶園に敷くことで肥沃な土が生まれ、希少なバッタなどの生態系も守られる。掛川ではこんな農法でお茶をつくってるってこともお茶の魅力と共に伝えたいです。

下の世代にもたくさんお茶を飲んでもらえたら嬉しいね。お年寄りがお茶を飲む姿を子供や孫が見て、家族でお茶を飲む習慣を大切にしてほしい。