奥出雲薔薇園のバラ色ティータイムセット

うちは農業をやってきた家系だけど、薔薇づくりは社長の趣味で始めたんだよね。

ああ。新しい物をつくろうとして消費者の目から農業を考えた時に、豊さやロマンのある農作物をつくりたいと思ったんだ。

薔薇は鑑賞する物ってイメージが強いと思うけど、僕らはもっと広い見方をしてるよね。食品や化粧品、目薬や歯磨き粉など、実は色々な物に使える。

うん。薔薇は生活には必要ないものだけど、薔薇製品をご利用いただくことで美しさや豊かさを感じてもらえたらいいなと思ってるよ。

薔薇を通じて色んな人と出会えることも楽しくて、人とのご縁にもやりがいを感じるな。

そうだな。うちで栽培している「さ姫」がもつ1番のポテンシャルは、人の五感に響くことなんだ。

香りの豊かさや透き通った赤色の美しさ、ビロードのような舌触りとかね。

それから聴覚として、薔薇が持つ物語だ。クレオパトラやマリーアントワネットの時代からずっと続いてきた薔薇は、高貴で憧れの物として芸術にも用いられる。それが具現化されているんだな。

海外展開も広がってきているし、つくったものを世界に向けて発信していきたいな。

ああ。自分も年をとってなかなか大変だけど、これからも思いのある事業者と一緒に、新しい物づくりに挑戦していきたいと思うよ。