「東京紅茶」ギフトセット

「東京でお茶づくりなんて珍しい」ってよく言われるんですが、この辺りは江戸時代から狭山茶の産地で、元々はお茶畑がいっぱいあったんですよ。今では住宅ばかりになってしまいましたが……。

そうなんですね。街の景色の方が変わっていったと。

はい。東京では農業だけやってても儲かりませんが、東京で農家をやっている人は農地を守るためにやっています。それはエゴかもしれないけど、畑の景色を残すことも大事なことですよね。

なるほど。国産紅茶の発祥が新宿御苑というのも、ちょっと意外ですよね。

そうなんですよ。僕もそんなことは知らずに、お客さんからの声で紅茶づくりを始めてみたんですが、なんだか縁を感じましたね。

木下さんはどんな経緯でお茶屋さんを継ぐことになったんでしょうか？

父が亡くなった時からです。元々継ぐ気はなかったので手伝いも一切していなくて、初めは何をしたらいいのか分からなかったんですが、自分で勉強して、分からないことは調べて、どうにかやってきました。

へえ！そんな中、紅茶などの新商品が開発されていったんですね。

はい。お茶を飲む文化自体減ってきていますが、“東京の木下さんのお茶”を飲みたいって言っていただけるような商品をこれからもつくっていきたいです！