【やまぶき】九州には20度の麦焼酎があるらしいよ

ご実家の蔵元を存続させたいという健太郎のお父様の想いを引き継いで15年。一から醸造を学び、勉強することばかりであっという間の日々やったね。

全くの素人やったやけん、急仕込みの５代目の杜氏やね。

でも牟禮鶴「聞」の原料、新種麦「トヨノホシ」は農業試験場で健太郎が品種改良から手がけたやねえ？

そうやなぁ。この新種麦の誕生まで改良を重ねること10年。香りにフォーカスした「聞」は、フランスで行われたコンクールでその芳醇さが評価され、初エントリーながらプラチナ賞を受賞したこともあっち、思い入れもひとしおや。

焼酎のイメージを一新する華やかな香りが特徴よね。まるで日本酒の大吟醸のよう。他にも、うちには九州産二条大麦を原料とした大分らしい酒質の「荒城の月」、そして「黄鐘」「壱越」という自慢の焼酎が勢揃いしちょんし、日本中の皆様にもこの焼酎を味わっていただきたい！

これで完成やないしね。もっといいもんができるち思うちょんのや。

大海原から唯一のものを見つけ出すようなタフさを持つ健太郎を、私は尊敬しちょんよ。そしていつも言いよんけんど、心から愛してる！

俺もや（照）。純こそいつも店を盛り立ててくれてありがとう。これからも日々成長や！思い描く理想の焼酎、理想の蔵を目指して、走り続けちいこう。