日向屋のみかん

僕は地域おこし協力隊で田辺市に来ましたが、移住者も含め色んな縁で自然と人が集まってきますね。

嬉しいね。地域で農業を続けていくには新しい風が必要。地域に入って、僕らにはない考え方や知識で活躍してくれる田中には、なんというか初恋の気分やった（笑）。

ははは！最近岡本さんが言ってた「こだわらない農業」が、未経験者や移住者も一緒にやりやすい理由の一つかなと思います。

こうでなければ、じゃなくて「これでもええよ、こういうやり方もありやで」っていうのを教えたいなと。うちのみかんのおいしさじゃなくて、昔からのみかんの産地「日向地域のおいしさ」をつくりたいね。

こだわらないと言いながらも「どうやったらこんなおいしいみかんができるんや」ってお客様から電話をもらうような物ができてますね。農業は人が集まりにくいと言われるけどやり方を工夫すれば良いんかなと思います。

そうやね。今後の目標は明確！自社でジュース加工をして地元の子どもたちに飲んでもらうこと。それからみかんを絞った後の皮と、鳥獣害対策で取り組んでいるジビエ加工で廃棄される骨や内臓や皮などを合わせた堆肥をつくって、畑に戻すこと。

どうやって地域と農業を持続可能にしていけるか、サステナブルであることは日向屋のキーワードですね。