【やまぶき】ふじりんごのドライリンゴ

うちは農家だけど親の苦労を見てたから全く後を継ぐ気なんてなかったんだよ。学校を卒業してから上京してたけど家の事情で畑を手伝ったら畑仕事の奥深さや経営の面白さがわかって、ついには平成29年に法人化して、今は未来に向かって彩夏と頑張ってる。

法人化の時は、卓朗やご両親が畑で作業をしてる間に私が事務をしたり商品パッケージのデザインをしたね。私は農家の仕事が好きで、畑仕事もあまりつらいと思ったことがないのよ。

若い人にもりんごを食べてほしいからパッケージは大事だよね。旬に出荷するりんごは絶対においしいから、消費者に受入れてもらうためには他とは違うことをしないとね。

そうだね。そしてパッケージを変えて目立つようにした分、りんごの品質への意識も高くなったよね。

藤崎町はふじの発祥地。「元祖ふじりんご」はここだけ。ミネラル豊富な土壌のおかげでおいしいりんごができる。

「元祖ふじりんご」を世界に拡げていかないとね。少子高齢化でみんな苦労してるから。私達は前向きに頑張って地元の人達が安定して働ける環境をつくりたいね。

りんご＝アップルアークのイメージを根付かせて販路を拡げたい。それを更に発展させて近隣農家のりんごもその販路に乗せることで、みんなが農家を続けていけるようにしたいな。