【やまぶき】南三陸の魚屋がつくった だし

うちの商品は余計なものは入れず、素材そのものの味を生かすことがこだわりだな。商品開発に力を入れ始めたのは、確か平成２、３年頃だったかな。毎年大体20品目新商品を出してるね。

加工場が完成した時に、社長とうちの親父で商品開発していたのをよく覚えているよ。イクラの加工をするって、河岸に行って魚を仕入れては、二人とも試行錯誤しながら朝４時とか５時まで「あーでもないこーでもない」ってやってたよね。

そうだなぁ。考えてみると子どもと遊ぶ時間がなかったな。工場を建てる前は、従業員がほとんど家族だけだったもんだから忙しくてさ。

そうそう。でも寂しいって感じたことはなかったな。俺が小さい時には、良く従業員のおばちゃんにおぶってもらっていたり、お昼になるとみんなで机囲んでご飯食べたりしていたから。配達に付いて行った時なんて、６時間も寿司屋さんに遊んでもらっていたよ（笑）。どこかにでかけた思い出はないけど、家族の思い出は多いね。

うちと淳平んちは向かい同士で住んでいたからみんなで12人くらいだったかな？近所の人も含めて家族みたいなもんだな。それにしても、淳平が来てくれて本当に助かった。一生懸命やってもらってありがたい！これからも営業として積極的に回ってもらいたいね。

これからも粛々と頑張ります！