熊本特産ふじ馬刺し上赤身詰合せ

社長が、この道を選んだのは？

大学では全く別のことを勉強していたんですが、海外での仕事に興味があって。その時、創業者の父が「おい、ついてこい」と、カナダへ馬の仕入に連れて行ってくれたんです。それが転機となり、卒業と同時に入社。今思えば、完全に跡継ぎを仕組まれていましたね（笑）。

とにかく見て覚える職人時代から、この道一筋26年。今では若手も増えました。

今ももちろん、創業時からお肉の品質を重視していますよね。

信用できる仕入先から来た馬を、発育にふさわしい場所として選んだ阿蘇山の自社牧場で育て、新鮮なうちにお客様に届けること。この流れが大切。生食品なので、急速冷凍するなど、スピード感と衛生面にも注意しないといけません。

コストはかかるけれど、カナダから飛行機で運ぶのも、馬にストレスを与えないため。信頼できる牧場で育った馬って、ストレスフリー。見るだけで分かるんですよね。

「品質」重視の、大事な馬ですからね。

でも最初は、熊本以外で”馬刺し”、生食に抵抗がある人は、今より多かったじゃないですか。今でこそ安い馬刺しが出回っているけど、全国の方々に、本当に美味しい馬刺しを食べてもらいたい。僕の夢は、「品質にこだわる店だったら、私たちが育てた、熊本の馬刺しがある」状態にしたいんです。