信州どまんなか 塩尻産こしひかり

お嫁に来た頃は、じいちゃんが畑で有機野菜を育てていて、それを手伝いながら田んぼもやって。段々と世代交代をした感じだよね。

うちのお米は、減農薬・減化学肥料で作ってて、うちの子ども達も「一番うまい！ 」って言ってくれる。

特に玄米は栄養の多い部分が残っている分、農薬も溜まりやすいから、出来るだけ化学的なものは少なくしたいという想いもあるよね。精米したてを送るので、鮮度の良いうちに食べてほしい。

最近は高齢の人たちに頼まれてやってる田んぼや畑もあるもんで、全部まとめた広さは塩尻では5本の指に入るかな。

うそだぁ。せいぜい 10番くらいだよ（笑）。

頼まれる場所も年々多くなってるけど、耕作放棄地にしないように、なるべく引き受けるようにしてるね。

塩尻のような山間地は、平地と比べると作業効率や畔の高さが違ったりして、お米を作るのは大変。手を入れないとそこに動物も来ちゃうから、お米を作るだけじゃなく、その場所を荒らさないようにするのも山で農業をする人の使命だと思ってる。

あんまり偉いことは言えんけど、地域の農地を守る気持ちでやってるよね。

これまでも小学生の農業体験の指導をしたり、酒蔵さんに酒米を出したりしてるよね。もっと地域や他の業種との連携も大切にしていきたいね。