手延べ三輪そうめん

私は26才の時に嫁いできて、この仕事を始めました。初めは何より朝が早くて大変でした。前職は洋裁の仕事だったから、朝は早くなかったんですよ（笑）。

僕は、東京で仕事をしていたんだけど、父の体調不良で後を継ぐために戻ってきました。そして何より、三輪素麺をみんなに知ってもらいたいという気持ちでした。

今はもう歳も歳だから、みんなを手伝うって感じでお仕事させてもらってるんです。

僕は今素麺の材料を混ぜる作業をしているんですけど、日によって分量を変えないと麺を伸ばしている時に麺が切れてしまうんです。以前は父とやっていましたが、今は一人で任されていて、責任感のある仕事だなと感じています。それでも、良いものをお客様に届けるために日々研究ですね（笑）。

だからお客様からの反響も多くて、この前は急に「あんたんとこのがおいしい。」と注文をいただいたんです。嬉しいですね！他にも多くのお声をいただけるんです。私のおすすめは、アレンジした素麺もおいしいですがアレンジせずそのままの素麺をシンプルに麺つゆで召し上がるのがおすすめですね！

これからも伝統産業として歴史の長い三輪素麺を伝統的なつくり方で、お客様においしいと言ってもらえる三輪素麺をつくり続けていきたいですね。