若竹醤油 調味料セット

岩永工場長には、醤油づくりを一からたたきこんでもらってるね。

生まれる前から知っとるけん、息子みたいなもん！立派な６代目になってもらわなん。

跡を継ぐことを自然と考えてきたけど、やってみると醤油づくりって奥が深い。もろみの顔を見て、何をして欲しいかを聞けっていつも言われてるよね。

気候や湿度なんかで状態は常に変わるけんね。それと音。機械ももろみも、どんな音をしているか体に染み付いてくる。音が状態を教えてくれるったい。

うちは原材料を生の状態で仕入れて、もろみから自家醸造しているけど、それもこだわりの一つだよね。

そう、福岡県産の小麦と大豆を使ってる。良い醤油は良い原材料からってことたいな。いつかは、自分たちで栽培からやりたいな。

こだわった価値の高い醤油をつくるってことが俺の目標かな。「愛する人に食べさせるものをつくりたい」というのがうちの信念。

その信念がこの蔵を１００年以上支えてきた。もう耳にタコだろ（笑）？

どういう思いでモノづくりをしているかって大事なこと。歴史があることに責任も感じるけど、お客様に愛されて、皆で守ってきた歴史の中にいれるのは嬉しい。「あんたのばあちゃんの代から使いよるよ！」とか言われると励みになるね。

福岡を出た人から「この味で育った」と言って注文があるのもありがたいな。ふるさとの味になってるんだよな。