【ふじ】鯛のわんギフトセット

元々料理をつくるのが好きで、親父が持っていた建物を使って素人の状態から飲食店をスタートしました。学生の時は調理学校に行くことが叶わなかったけど、最終的には料理人の道を歩んでいましたね。

ふむふむ。鯛の加工品をつくるようになったのはどんな経緯があったんでしょうか？

発電所の職員さんにお弁当を配達する仕事をメインにしていた頃、東日本大震災が起きて。全国の原子力発電所が停止することになり、お弁当の仕事がなくなってしまったんです。そこで代わりに始めたのが鯛の加工品製造でした。

玄界灘は鯛の養殖が盛んなんですよね。

はい。この漁港は海水の温度差がないことから、鯛の養殖場として非常に適した環境で、育ちがいいんです。当時はまだふるさと納税も盛んではありませんでしたが、玄海町は早々に参加していて、出品のお声がけをいただきました。

なるほど。町を代表する商品になっていくといいですね。

はい。最終的には町に恩返ししたいなって想いがあるんです。震災後、町がくれたふるさと納税の仕事に私たちは助けられたので。私たちの商品が、玄海町のアピールにつながったらいいなと思います。食卓にうちの商品が並んで、「これおいしいね」って喜んでくれる様子を思い浮かべながら、これからも頑張ります！