【わかたけ】長崎カステラ３本セット

カステラは、表面を焼いて中の生地を混ぜてまた焼いて…って繰り返して仕上がるもん。この生地を混ぜるのは、入社してすぐに生地の代わりに水を使って特訓したのを覚えとるよ。だけど生地と水では全然違うとたい！あれは大変だった！

あまり知られていないけど、カステラの生地はデリケート。オーブンに入れて終わりというものじゃないとですよね。木村さんのような職人の手がないと仕上がらないものです。

機械はあっても温度や湿度を見ながら毎日調整せんといかん。入社してから商品ラインナップもどんどん増えていったたいね。自分が作り始めた商品が店に並ぶっていうのは、やっぱり嬉しかもんね。工場は夏は40度を超える時もあるけど、それが誇りでみんな続けてるようなもんよ。でないと耐えられん！（笑）そうこうしよったら、あっという間に勤めて30年以上たい。

私の知らない歴史をご存知ですよね。工場の皆さんには本当に脱帽です。大手百貨店のバイヤーさんが、長崎空港で売ってるカステラをごっそり買って帰られたんですって。その中でうちのが一番美味しかったと取引を決めてくださったことがあるんです。あれは嬉しかったですね。

カステラの会社がたくさんある中で選んでもらったのは嬉しかね。これからもみんなで社訓でもある「真心」を込めてやっていかなんね！