ミツロウキャンドルとホルダーのセット

オーストラリアで生産者のジェフェリーと会ったとき、ミツバチ愛にあふれる彼のパッションを日本に伝えなきゃ！という使命を感じたの。それで２００２年、家族全員で伊那に移住したタイミングで起業したのよね。

私も結婚を機に伊那に移住して、昔から興味があった蜜蝋（ミツロウ）を扱っているこの仕事を手伝いたいと平賀さんに言ったんですよね。そしたら、遊びに来てもいいよって言ってもらったんですよね。

そうね。当時ミツロウキャンドルを扱っていたのは日本でたった2軒。当時は、人を雇う規模ではなかったのだけど、土田さんがつくりたいなら「つくる」っていう仕事をつくってもいいかと思った。

30分で消えるこのミツロウキャンドルをつくったのは、読書好きな知り合いに「寝る前に読書しながら灯せるものがあったらいいな」と言われたからなんです。これからもこういうのがあったらっていう要望を形にしていきたい。

そうね。最近はキャンドルを「飾る」人が多いけど、毎日ちょっと「灯す」時間があると日常が変わっていくんじゃないかと思う。灯りの元で過ごす豊かなひととき。音楽の聴こえ方や食べ物の味やにおいの感じ方も違ってくる。炎だけを見つめる時間を過ごして欲しいなぁ。

うん。ワイルドツリーのシンプルな製品で灯りとしてのキャンドルを楽しんでもらいたいな。