八木さんちのお米

小早川くんはうちの１号目の社員となってくれたけど、初めはアルバイトからだったよな。

そうですね、学校を卒業して病院の事務へ一旦就職して、それでもやっぱり農業がしたいなって。実家がお米の兼業農家だったのが影響なのかなあ。机の上に縛り付けられているような仕事は嫌だったもんで転職しました（笑）。

うちに初めて面接に来てくれた時なんか、顔が青白くて大丈夫なのかな、こいつ体もつのかなって心配したよ（笑）。でも、たくましくなってくれて。

（照れ笑い）。今の職についてから、知り合いにつくったお米を送ったりしているんですけど、『子供の食いつき方が違う。もうこれ以外食わへんくなった』って感想をもらいます。その度にとても嬉しくなります。

これからも食べてもらったひとにそう言っていただけるように、田んぼの管理・生産のお手伝いやライスセンターの管理など米農家さんのサポート、水害を未然に防いでくれる田んぼの維持の仕事などをしっかりせなあかんな。

本当にそう思います。地域との連携も大切ですよね。

せやな。太古昔に神々の子孫が豊かな田の国にしたという伝説があるこの亀岡という地域での米作り、誇りをもってやっていきたいな。